入試に関するお知らせ

高一 能・狂言教室 11/10(水)

2021年11月13日(土)

能・狂言が北鎌倉女子学園にやってきました。
例年は、長谷の能舞台に出かけていた行事ですが、コロナのため講堂に仮の舞台を設置しての開催です。
演目は狂言「附子」、能「経正」。
鑑賞会は能舞台の方からの解説から始まりました。
能舞台の作り、演出の効果、歴史等々。
700年前から続く伝統芸能。武士が関わってきたこと、楽器は良い音が出るまで何百年もかかること等に生徒も目を丸くしていました。
——そしていよいよ開演。
よく通る声が講堂に響き渡り、一瞬で伝統芸能の世界に引きずり込まれます。
「附子」では太郎冠者、次郎冠者の巧みなやりとりに生徒からも笑いの渦がおきました。 その次は能「経正」、鼓と能管の響きで幽玄の世界に引き込まれます。
経正の登場。力強い舞や面(おもて)の微妙な角度で表情が変わっていく様を生で感じ取り、経正のこの世への名残を切々と感じ取ることが出来ました。
——最後にワークショップ。
初めは狂言の構え(立ち方)、体重の掛け方がなかなか難しい。
この姿勢で一時間も立ちっぱなしの演目もあるとか。
次に名乗り、言葉の2番目にアクセントをつける。少々ぎこちない。
最後に笑い。無理やり笑うのは照れ臭そうでしたが段々皆乗ってきました。
短い時間でしたが、日常とは違う世界観に触れ、新しい宝物を心に刻んだ鑑賞会でした。