高２歌舞伎鑑賞教室

2024年06月24日(月)

高校２年生は6月24日(月)、神奈川県立青少年センター紅葉坂ホールへ歌舞伎を鑑賞しに行ってまいりました。

演目は「恋飛脚大和往来」より『封印切』。歌舞伎のさまざまな用語や演目のあらすじ・見どころなど、面白おかしく解説していただいてからの鑑賞でした。

上方歌舞伎の和事の演目ということで、忠兵衛と八右衛門が関西弁で言い合う様は、現代の漫才を見ているかのようにコミカルでした。そこから一転して悲劇へと突き進んでいく終盤は、忠兵衛と梅川と一緒に追い詰められていくような緊張感があり、覚悟を決めた梅川が花道から去るシーンではぐっとくるものがありました。

迫力ある江戸歌舞伎の荒事などとはまた違い、二枚目の好青年だけれど少し頼りないところがある忠兵衛に親近感を覚え、人間の心の揺れ動きがよく感じ取れました。

生徒たちも熱心に鑑賞し、笑うところでは一緒に笑い、お話にも入り込んでいる様子でした。こんなコミカルな歌舞伎もあるんだ、と新鮮だったのではないでしょうか。

日本の伝統芸能に触れた一日でした。